【未経験から合格】AWSクラウドプラクティショナー勉強法まとめ

IT全般

AWS未経験からAWS クラウドプラクティショナー(CLF-C02)に合格したため、勉強方法をまとめました。
これから受験される方の参考になれば嬉しいです。

学習期間は1か月弱で、約40時間を投入しました。
結果は857/1000点(合格点: 700点)で、余裕をもっての合格でした。

AWSクラウドプラクティショナーとは

AWSクラウドプラクティショナー(AWS Certified Cloud Practitioner)は、AWS認定資格の中で最も基礎的な位置づけの資格です。
AWSの実務経験がない人でも挑戦できる内容で、「クラウドとは何か」、「AWSとは何か」、「各種AWSサービスの概要」を理解することが目的です。

出題形式と概要

試験概要は以下の通りです。

試験名AWS Certified Cloud Practitioner
試験コードCLF-C02
試験形式選択式(択一/複数選択)
問題数65問
試験時間90分
合格ライン700/1000点
受験方法オンライン or テストセンター

2023年9月に試験コードがCLF-C01からCLF-C02に更新されました。
試験範囲や内容が拡充されています。

対策記事や参考書を見る際は、CLF-C02のものかをよく確認しましょう。

私の知識レベルと受験目的

受験の目的

AWSの各種サービスの概要や、クラウドプラットフォームを使用する際の考え方を学ぶため

私の今の業務は、実際にAWSを使用して開発をする立場ではありません。
しかしAWSを使用したクラウドサービスに関して、開発チームと密にやり取りをする機会が多いため、知識として体系的に理解しておきたいと考えました。

ひっぴ
ひっぴ

AWS CLFの受験を通して目的を達成できたので満足です!

学習開始時点の知識レベル

  • 大学は情報系の学部卒
  • IPA 情報処理安全確保支援士を保有
  • 20代後半。ソフトウェアやクラウドサービスの開発に関わっているが、直接開発はしていない
  • AWSはさわったことがない
ひっぴ
ひっぴ

ぱっと出てくるAWSのサービス名は、EC2とS3、Lambdaぐらいでした

未経験でも合格できた勉強法

使用した教材

以下の4点を使用しました。

公式問題集

AWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Question Set (CLF-C02- 日本語)

AWSが提供している公式問題集です。
問題数は20問と少ないですが、出題内容と形式を理解するために役に立ちます。
早い段階で解いてみると良いです。

AWS認定資格試験テキスト

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第3版 (AWS認定資格試験テキスト) 

参考書は体系的にまとめてあるため、全体を理解するのに役立ちました。
現在の試験であるCLF-C02に対応しているものを選びましょう。

Udemy 問題集

【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)

良い評判をあちこちで見かけるUdemyの問題集です。
演習形式で知識の補充ができたので良かったです。

公式のCLF-C02 試験ガイド

AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C02) 試験ガイド

公式サイトに掲載されている試験ガイドです。
試験の概要や求められる知識は初めに目を通しておきましょう。

このガイドの付録Aに、試験対象のサービスと機能の一覧があります。
以下画像のように、カテゴリ別に列挙されています。
学習終盤に、このリストにあるサービスと機能で知らないものが残らないよう調査しました。

このリストについて、「すべてを網羅しているわけではなく、また、変更される場合があります」と記載されています。
これを覚えれば安心、というわけではないので注意しましょう。

学習スケジュール

以下の流れで進めました。

  1. 公式問題集を解く(1日)
  2. AWS認定資格試験テキストを1周する(1週間)
  3. Udemy 問題集を2周ずつ解く(2週間)
  4. 知識の追加補充、復習をする(1週間)

学習全体で27日間、約40時間を投入しました。
各ステップの説明にも時間を記載していますので、ボリューム感の参考にしてください。

1. 公式問題集を解く(1日)

まずは公式問題集を解き、出題形式と今の実力を理解しました。
問われ方のイメージがあると、この後の参考書による学習時に役立ちます。
得点率は45%でした。

ひっぴ
ひっぴ

点が取れないのは想定通りでしたが、これから頑張らねばと思えました!

2. AWS認定資格試験テキストを1周する(1週間)

以下の状況を目指し、まずは一通り読むようにしました。

  • 全体像や重要な箇所をおさえられている
  • 細かいサービス名は覚えきれていないが、問題集に出てきた際にぼんやりと思い出せる(聞いたことがない状態を避ける)

このフェーズに6日間、約8.5時間をかけました。
参考書のページ数は目次を除いて419ページですので、50ページ/時間ぐらいのペースです。
図が多いので、サクサク進むと思います。

3. Udemy 問題集を2周ずつ解く(2週間)

演習形式で知識の確認と補充をしていきました。
問題集は6個の模試で構成されています。
基本レベルが2個、本番レベルが4個です。

解く際は復習のため、以下に当てはまる問題番号をメモしておきましょう。

  • 正解がわからない問題
  • 正解はわかるが知らない選択肢があったなど、解説を確認したい問題

1周解くごとに解説を確認し、関連知識の調査まで行うようにしました。
調べた事項はノート(私の場合はNotion)にメモし、見直しできるようにしていました。

このフェーズに14日間、約20時間ほど投入しました。

4. 知識の追加補充、復習をする(1週間)

最後に以下のようなことを実施しました。

  • Udemyの模試の結果からわかった以下の苦手分野の整理と理解
    • 認証・IAM関連
    • コスト・請求関連
    • サポートプランと、AWSおよび第三者によるサポートやコミュニティ系
  • 覚えないと解けない以下フレームワーク2種の暗記
    • Well-Architected フレームワーク
    • AWSクラウド導入フレームワーク
  • 公式のCLF-C02 試験ガイドにある、対象のサービスと機能のリストの確認
  • AWS認定資格試験テキストの2周目をさらっと読み、忘れている事項のピックアップ

このフェーズに6日間、約9.5時間ほど投入しました。

試験の受験方法と所感

テストセンター受験

自宅でのオンライン受験も選べるようですが、私はテストセンターで受けました
PCや通信のトラブルを心配したくないためです。

オンラインにされた方の記事を見ていると、不正防止対策のために準備が必要なようですね。

所感

想像していたより簡単でした。
Udemyの問題集のほうが難しいと思います。

問題の選択肢も、明らかに違うものを消していったら正解が残るような感じでした。
Udemyの方は選択肢に似たサービスが多かった印象ですが、本番はまったく関係のない(一目で違うとわかるような)サービスが並んでいた感覚です。

ひっぴ
ひっぴ

最低限の対策で合格したい方は、もう少し軽めの学習でもいけると思います!

まとめ

AWS未経験からクラウドプラクティショナーに合格しました。
記載の手順に沿って学習すれば、余裕をもって受かるレベルの知識を身に着けられると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました